米Metaは7月11日(現地時間)、InstagramとMessengerのビデオ通話に実際の自分の映像の代わりにMetaアバターを表示できるようにしたと発表しました。
この取り組みにより、ユーザーは自分のアバター姿に対するアイデンティティを強く持つようになり、「仮想空間上で自分自身が活動している」という感覚をより強く持つようになると考えられます。
ザッカーバーグ氏は、「今後メタバースのユースケースや利用デバイスは多様化し、幅広い人の生活のあらゆる場面に浸透していく」というビジョンを何度も強調しており、それを実現するためのデバイスやシステムを構築しています。
メタバースのユースケースはゲームだけでなく、仕事やSNSにも拡大し、デバイスもスマホやVRHMDなどから自由に選ぶことができるようになり、それぞれの場面に適したアバターを使い分けるようになるかもしれません。
これらの取り組みによりメタバースが人々の生活により自然に溶け込ませ、利用者の裾野を広げる狙いがあると考えられます。
MetaのVRヘッドマウントディスプレイ(Meta Quest)の普及を期待されるソフト面からの機能強化となっていることは間違いなさそうです。